川や海を汚さないためにキッチンでできること

川や海を汚さないためにキッチンでできること

地球上の水の95%は海水、残りの5%もほとんどは氷河で、
私たち(人間だけでなく、全ての生き物)が飲み水や生活用水として使えるのは、
地球上の水のたった0.01%だそうです。

そのわずかな水を地球上で循環しながら使っています。
山から流れる川の水を生活用水として使い、
使った水を海に流して、
蒸発した水分が雲となり、雨となって大地に降り注ぐ……
地球の循環って本当偉大ですよね。

一方、東京都では川や海の汚濁の70%以上が生活排水だそうで、
特にキッチンから出る排水が深刻なようです。

例えばマヨネーズ大さじ1杯を排水に流したとすると、
魚が住めるレベルの水質に戻すにはバスタブ13杯分の水(約3900l!)もの水が必要となるそうです。



*東京都環境局の「とりもどそう私たちの川を海を」というパンフレットが、
生活排水についてわかりやすくまとめられています。

汚れたものを水に流すのは簡単だけど、
きれいな水に戻すのはこんなに大量の水を必要とするなんて全然知りませんでした。

思えば、インスタントラーメンの汁や飲み残しのジュースなどガンガン流していたので反省。
また容器包装プラスチックをリサイクルするために、必死で洗剤でゴシゴシ洗っていました。
でも構造上きれいにできないものも多く、結局燃えるゴミに捨ててることも多かったり。
それなら最初から燃えるゴミに捨てておけばよかった。
ゴミを出さないことも大事だけど、海や川を汚さないことにも気をつけていきたいですね。



最近は、食器やお鍋の油分は自家製ウエスで拭き取ってから洗います。
このちょっとした手間で洗い物がすごく楽になるし、
排水口がギトギトにならなくなったので、シンク周りの掃除も楽になっていいことづくし!
(キッチンの排水菅の詰まりや匂いの原因は油汚れや洗剤の溶け残り、食材のカスだそうです)

ウエスは使い古した肌着や靴下などの古布を適当に切ってびんに入れるだけ。
ハサミで少し切り込みを入れて手で裂くと布がほつれなくてgood。
きれいに裂けると気持ちいいので、ストレス解消にもなります笑


洗剤もなるべく地球に優しい成分のものを使っています。
オンラインショップで取り扱っているveganキッチンソープは、
原材料がシンプルで、界面活性剤不使用です。
ココナッツオイルやココアバターなど植物性の材料のみでつくられているので、
海や川を汚さないし、手にもやさしいです。

その他、
・必要な分だけ料理をつくり、残さないようにする
・飲み物も飲み切れる分だけ注ぐ
・天ぷら油は紙や古い布に染み込ませて捨てる(使い終わった紙パックを使うのがおすすめ!)
・米のとぎ汁は植物や土に還す
・生ゴミが排水口に流れぬよう水切り袋を使う(水切り袋がプラ製、使い捨てなのが悩ましいが……)
など、一人ひとりができる工夫がたくさんあります。
小さなことからライフスタイルの見直ししてみましょう!

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